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 『鋼鉄洪流』

『鋼鉄洪流』には、次の作品が収録されています。


話劇劇本・
   「鋼鉄洪流」(七場話劇、73年11月演出本)…上海児童芸術劇院「鋼鉄洪流」創作組
   「第二春天」(六場話劇、73年修改本)…劉川
   「一分之争」(独幕児童劇)…上海市第二中学、上海児童芸術劇院集体創作

・電影文学劇本・
「渡江偵察記」(73年修改本)…上海電影制片場重拍「渡江偵察記」創作組
「赤脚医生」(征求意見本)…上海電影制片場重拍「赤脚医生」創作組


鋼鉄洪流   上海児童芸術劇院

登場人物
 趙四海…高炉長、共産党員、英雄人物
 王堅 …党委書記、趙四海を信頼している
 老田 …退職した労働者。共産党員。趙四海らの先生
 陳有根…副高炉長、共産党員
 唐華 …女、技術員、共産党青年団員
趙母 …趙四海の母親。
 白顕舟…工場長、党委委員、生産第一主義者、趙四海らの計画に懐疑的
 應家培…宿直長。反革命分子、趙四海らの計画を破壊しようとたくらむ

時間 
 1962年夏

場所
 上海のある製鉄工場

あらすじ
 反革命的指導者が外国と密通し、外国からの製鉄の輸入をストップさせてしまう。そこで趙四海らの工場に、国産の鋼鉄を製造するよう指令が下る。
 工場長の白顕舟、宿直長の應家培は、密かに外国産の鋼鉄を仕入れることにより、要求された鋼鉄量を生産しようとするが、趙四海らは自らの手で、高品質の鋼鉄を製造しようと奮闘する。
 9回の失敗ののち、10回目の実験を行うが、その際、隠れた反革命分子應家培の暗躍によって実験は失敗し、かつ負傷者を出してしまう。
 白顕舟は工場長であり、生産に責任を負っているので、輸入鋼鉄を使用するよう、趙四海を説得しようとするが、趙四海は実験の失敗の背後に誰かの破壊工作があったのではないかと疑う。
 技術員の実験により、事故の原因は應家培が画策したものであることが判明する。
 実験はとうとう成功し、工場は国産の鋼鉄の生産を達成する。


第二個春天   劉川

登場人物
 馮涛…40才、海軍某支隊の政委、中共海軍新艦艇工作委員会書記。英雄人物。
 劉之茵…女、28才、海軍艦艇研究所設計委員、軍人。劉自強の娘。
 夏長髪…中年労働者、“海鷹”の建設組長。
 劉自強…60才、劉之茵の父親。海軍艦艇研究所副所長。
 老梁 …80すぎのベテラン造船労働者。
 
 斉大同…42才、海軍1060工場長。馮涛らに反対する。反面人物。
 潘文 …38才、総エンジニア。反面人物
 
 劉之華…17才、劉之茵の妹、建設学校の実習生、造船の建設には興味がなく、水泳の選手になろうと思っている。
 梁大威…老梁の孫、建設学校の実習生。

あらすじ
 台湾の軍隊が中国の領海に侵入しているため、海軍は1060工場に新型戦艦の造船を要請する。


一分之争…上海市第二中学・上海児童芸術劇院、集体創作

登場人物
 小馬…
 小莉…
 楊波…女性。

あらすじ
 中学校で行われた数学競争の結果が張り出されると聞き、答案に自信のあった小馬はそれを今か今かと待っていた。小馬の成績は大変良かったが、いつもは成績優秀の楊波の点数はあまりよくなかった。楊波は数学の問題が現実とかけ離れているため、答案に大きなクエスチョンマークを書いていたのだった。さらに彼女は小馬がテストの点数ばかり気にして、工場の手伝いをおろそかにしていることを批判した。小馬と担任教師は彼女のこうした意見に耳を傾けなかったが、彼女が他のクラスメートと大字報を張り出し熱心に説得したので、ようやく、自分たちが劉少奇の資本主義教育路線に騙されそうになっていたことに気づいた。
 その後数学の授業は実際の工場の生活にと結びつけて教えられるようになった。


渡江偵察記…上海電影制片場重拍《渡江偵察記》創作組

登場人物
 李春林…偵察中隊長
 小馬 …偵察員
 劉四姐…遊撃隊長
 小王 …遊撃隊員
 
あらすじ
 1949年春、人民解放軍は全国解放を目前に、長江を挟んで国民党軍と対峙していた。偵察中隊長の李春林は、共産党軍が長江を渡れるよう、向こう岸の国民党軍陣地に潜入し敵の情報を探るよう任務を受けた。
 李春林は部下を率いて深夜、向こう岸への潜入に成功する。李春林らは地元の大衆、遊撃部隊と連携して、敵の補修工事にもぐり込み敵陣地の地図を手に入れ、その情報を無線で解放軍に連絡した。さらに敵の主力砲撃隊の位置をつかんだが、その過程で部下が犠牲となり、また無線装置も破壊されてしまった。しかし彼らはさまざまな困難を克服して、解放軍に主力砲撃隊の位置が書かれた地図をわたすことができた。
 その後、解放軍はその地図に基づいて総攻撃をかけ、無事に長江を渡ることができた。