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山灯 趙自
登場人物
仲浩竜…金鞍山鉄鉱建鉱工事の大隊長、四六、七歳。
展鳴遠…調査組組長、古参幹部、の昔からの友人。
許大安…ベテラン労働者。物品部の管理者。
あらすじ
現代的大規模鉱山である金鞍山鉄鉱はまもなく正式に操業を開始しようとしていた。操業の準備段階の締めくくりとして、縦坑(地下の鉱石に風と水を送るための穴)の工事が残っていたが、大隊長の仲浩竜は、会議に参加するため、工事を古参幹部で、彼の昔からの友人でもある展鳴遠に任せる。ところが、仲浩竜は会議先で、工事がストップしたという連絡を聞く。縦坑の工事が完成されなければ、鉱山は操業できないのである。彼はあわてて金鞍山鉄鉱へ戻って来た。
仲浩竜が戻ってくると、さっそく労働者、青年達が彼のところにやって来て、工事の状況を説明する。それによると、工事には確かに障害があるが、労働者達が考え出した方法を行えば、工事をストップする必要はないが、ただしその方法は危険が伴うため、展鳴遠は工事をストップしたという。
仲浩竜は展鳴遠と二人きりで話し合い、もし工事で事故が起きれば自身に及ぶことを考え、工事をストップした展鳴遠の保身主義を批判する。さらに、展鳴遠に、もう一度、解放戦争の時のように困難を恐れず、革命事業に邁進しようとを励ます。展鳴遠はようやく自己の過ちに気づき、労働者たちが提案した方法で工事を進めることに同意した。
その後、仲浩竜、労働者、青年突撃隊の活躍で金鞍山鉄鉱は、計画通り操業を開始することができた。
霊敏度 張重光
登場人物
凌耀…黄山小学校革命委員会副主任、体育教師
元旦…黄山小学校の卓球隊員
阿唐師傳…労働者宣伝隊副中隊長
あらすじ
元旦は黄山小学校で有名な卓球隊員である。体育教師の凌耀は、次の泰山小学校との試合に備えるために、元旦を掃除など生徒のやるべき仕事から免除する。
労働者宣伝隊副中隊長で、小学生の卓球を指導している阿唐師傳は、凌耀のこうした態度が、元旦に及ぼす悪影響を非常に心配していた。
泰山小学校との試合の前日、阿唐師傳の提案で両校の卓球技術交流会が開かれる。しかし、凌耀は、元旦の技術が相手にもれることを恐れて、ラケットを忘れたという口実で、元旦を試合に出させない。あらかじめ、こうしたことを見抜いていた阿唐師傳は、のラケットを持ってきていた。凌耀は仕方なく、元旦を試合に参加させる。ただ、凌耀は、得意技を明日の試合まで封じておくよう元旦に合図を送った。ところが、元旦は卓球のスカウトが試合を見に来ていることに気づくと、禁じられていた得意技を使ってしまう。ここで、阿唐師傳は相手選手のもとに近づき、なにやら耳打ちする。その後形勢は逆転し、元旦は大敗し、泣きながらその場を走り去った。
阿唐師傳は元旦を追いかけ、「卓球は、決して個人の名誉、報酬のためにやるものではなく、あくまでも毛主席の革命体育教育路線に奉仕するものでなければならない。」と彼に教える。さらに文革前、元旦と同じように優秀な技術を持つ卓球隊員がいたが、まわりから、ちやほやされることで、最後には、豆腐職人であった阿唐師傳から指導を受けていたことさへ、恥じるようになった皮皮の話をする。元旦はようやく自分が個人のためだけに卓球をしていたことに気づき、深く反省した。
この時、先ほどのスカウトが二人のところへやってくる。このスカウトこそ、昔の皮皮であった。彼は阿唐師傳に昔のことを謝り、文化大革命のおかげで、自分の過ちに気づくことができたと話す。阿唐師傳は、生徒の卓球技術だけを重視し、その思想状況に全く注意を怠っていた体育教師の凌耀に、ブルジョア階級への警戒を怠れば、生徒の思想教育は成功しないと教え諭した。こうして、凌耀は阿唐師傳と共にプロレタリア階級の後継者を育てるべく奮闘することを決意した。
新的揚程 兪雲泉、姚金才
登場人物
高煥新…農業用ポンプ作業所の補助労働者、英雄人物
高志康…工場革委主任、高煥新の父親
あらすじ
大石公社の水利組代表が、農業用ポンプの品質を向上してもらうよう、要求しに工場にやって来る。工場革委主任の高志康は、ポンプの改良に時間をとられ、生産計画に遅れが出ることを心配し、その代表を体よく追い返した。
ところが、高志康の息子で農業用ポンプ作業所の補助労働者、高煥新は、帰ろうとしていた代表を探しだし、一週間後に改良したポンプを届けることを約束する。
これを知った高志康は、農民のためにポンプをつくることより、工場の受け持ち任務を完成させることが先だ、と労働者のポンプ制作を許可しない。 高志康は、文化大革命前、工場でも有名な先進労働者で、文化大革命が始めるやいなや、当時の工場の幹部達を批判する大字報を真っ先に張り出したのも、彼であった。ところが、自分が幹部になったとたん、工場の一切を取り仕切り、労働者、農民をないがしろにしはじめたのだった。
息子の高煥新は、こうした父親の思想面での危機を見て取り、これは、単にポンプを作る、作らないといった小さな問題でなく、労働者が工場の新の主人になれるかどうかの、原則的問題だと、父親を批判する。さらに、すべての労働者も高煥新を支持した。
こうして、高志康はようやく自身の誤りに気づき、改良ポンプの制作を許可した。改良ポンプは高煥新らの努力で、なんとか完成し、また工場の受け持ち任務も、期日どおり達成することができた。
金色的阿夏河 《金色的阿夏河》創作組集体創作、曹仲高等執筆
登場人物
孫大虎…漢族の少年。長征林場子弟学校中学一年。紅衛兵。英雄人物
扎西 …チベット族の少年。中学一年。紅衛兵。
馬甲甲…回族の少年。小学四年。紅衛兵。
張六娃…水運隊の係員。男性。35歳。馬哈徳と共に材木を盗み出す。
馬哈徳…水運隊長。材木窃盗団と結託する反革命分子
あらすじ
長征林場子弟学校の校庭で、紅衛兵の腕章が生徒に授与される。ところが、孫大虎と扎西がまだ来ていなかった。馬甲甲は彼らを捜しに行く。孫大虎と扎西は阿夏河で、上流から流れてくる材木をさらっていた。次から次へと材木が流れてくるので、孫大虎は、水運所に知らせに行く。しかし、水運所の係員、張六娃は、材木が少し減るくらいなんともない、とうてあわない。
最近材木窃盗団が暗躍しているという情報を聞きつけた大虎は、扎西、甲甲とともに、水門所の脇に小屋を建て材木を監視することを申し出る。三人は毛主席の紅衛兵として、なんとか材木窃盗団を捕らえようとするが、甲甲が野性の鶏に気を取られているうちに、またも材木が盗まれてしまった。二人は甲甲を批判する。甲甲の叔父で、水運隊長の馬哈徳は、甲甲を連れ帰ろうとするが、甲甲は戻らなかった。
解放軍の需要に合わせるために、筏に材木を載せ下流へ運ぼうとする。しかし、筏は阿夏河の途中で突然崩れてしまい、またもや材木だけが流されてしまった。大虎は、どうやら馬哈徳と張六娃が、下流の材木窃盗団とぐるになって、材木を流していると感づくが、その証拠がみつからない。そこで、大虎は、水運所の森に警報機をしかけ、誰かが忍び込めば、すぐに捕まえるべく準備した。
その深夜、警報機が鳴り出した。大虎らは、急いで駆けつける。侵入者は、大虎がにらんでいたとおり、馬哈徳の家へ出入りしていたひげ面の男だった。男は慌てて逃げ出す。明け方まで、男を追跡し、ようやく山頂に男を追いつめる。この時、事件を知った馬哈徳も山頂へやって来る。また、侵入者を追跡していた民兵、党幹部らもやって来る。馬哈徳は、ひげ面の男がつかまり、手下の張六娃も縄で縛られているのを見て、あわててその二人に罪をなすりつけようとするが、ひげ面の所持品の中に、彼が材木の売買を許可した証書がみつかる。とうとう動かぬ証拠を発見した大虎らは、「幹部の衣装を身につけた敵人」を引っ捕らえる。大虎は、「我々は永遠に毛主席の紅衛兵だ!」と高らかに宣言した。
向陽花…上海児童芸術劇院
時間 1975年夏
場所 上海老城区春申里
登場人物
張隻…新光中学校三年。紅衛兵小隊長。
楊小雲…新光中学校三年。紅衛兵
董阿祥…新光中学校三年。
戚文貴…もと反動資本家。監視労働中
あらすじ
「孔憲鳳(文革期時代の英雄。溺れかけたクラスメートを救うため、犠牲になった)」の劇の稽古のため、新光中学校三年の張隻と楊小雲は、中学校の教室に集まった。ところが、董阿祥だけはまだ来ていない。張隻は彼の家へ探しに行ったが、彼はいなかった。彼のおばあさんが出てきて、一枚の写真を彼女に渡す。その写真は、サングラスを架け首をかしげた董阿祥の写真だった。彼女は自分のクラスメートがこのようなブルジョア的な写真を撮っていたことに大変驚くが、さらに驚いたことに、その裏には「青春は短い、大いに楽しもう」という劉少奇の言葉が書かれてあった。彼女は、革命の後継者を奪いとろうとする階級路線の闘争が、自分のクラスメートの身に及んでいることを知り、彼を救い出すため、誰がこの写真を撮ったのか、誰が劉少奇の言葉を書いたのかを調査する。
その後、彼女は、董阿祥を腐食しようとしていたのが、監視労働中で、学校の庭掃除をしている、もと反動資本家の戚文貴であることを暴露し、彼の身柄を民兵に引き渡した。董阿祥は、自分が恐ろしい階級闘争に巻き込まれていたことを知り、自分の危険を救ってくれた張隻に感謝する。
こうして、三人は、「孔憲鳳」を稽古することで、立派な、革命の後継者になろうと、決意した。
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